「紐通し、うちの子にはまだ早い?」「買ってみたけど全然やってくれない…」
そんな悩みを感じたことはありませんか?紐通しは知育に良いと聞くけれど、いつから使えばいいのか、どう遊ばせればいいのか、意外と情報が少ないですよね。
この記事を読むとわかること:
- 紐通しはいつから使えるのか
- 紐通しで育つ力
- 年齢別の遊び方と思考力を育てる関わり方
- 失敗しないおもちゃの選び方
- 「できない」が続くときの対処法
教育学部出身・元プログラマーで、1歳・5歳の2児を育てる筆者が、実際に使った経験をもとに解説します。
正直、最初は私も紐通しのことは「ただ通すだけのおもちゃか」と思っていました。
でも遊び方を知ってからは、わが家でかなり出番が多いおもちゃになっています。
紐通しはいつから使える?

紐通しは知育おもちゃとして定番ですが、いつから始めるか意外と悩みますよね。
結論からいうと、目安は1歳半ごろ。
ただし、実際には2歳前後から楽しめるようになる子も多く、「何歳だからできる」というより発達の段階を見ることが大切です。
ここでは紐通しで遊べる時期の目安と、よく比較される棒通しとの違いについて解説します。
紐通しは1歳半ごろから始められ、5歳ごろまで楽しめる
紐通しを始める目安は1歳半ごろです。
とはいえ、1歳半になった子が全員できるとは限りません。
手先の発達や興味の持ち方には個人差があるため、2歳ごろから楽しみ始める子もたくさんいます。
逆に「もう3歳だけど遅かったかな?」と心配する必要もありません。
3歳以降になると、ただ通すだけでなく、色の順番を考えたりアクセサリーを作ったりと遊び方の幅が広がります。
年齢が上がるほど楽しみ方も変わるので、5歳ごろまで長く活躍してくれるおもちゃです。
棒通しと紐通しはどちらから始めるべき?
紐通しとよく似た遊びに「棒通し」があります。
どちらも穴に通す遊びですが、難易度が結構違うんですよね。
棒通しと紐通しで迷ったら、先に棒通しをするのがおすすめです。
なぜなら、紐通しの方がより指先の細かいコントロールが必要だからです。
棒は先端が固いため、穴に向かってまっすぐ押し込めば通せます。
一方で紐は柔らかいので、穴の位置に合わせながら向きを調整する必要があります。
「紐通しで遊ばせたいけどうまくできない」という場合は、一度棒通しに戻って「通す感覚」を身につけてから移行するのがおすすめです。
紐通しで育つ力4選

紐通しは昔からあるシンプルなおもちゃですが、幼児期に育てたい力がたくさん詰まっています。
ここでは、紐通しで育ちやすい4つの力を紹介します。
①巧緻性・指先の器用さ
紐通しは、指先を細かく動かす練習になる遊びです。
穴の位置を見ながら紐の先端を合わせて通すには、手や指を思い通りに動かす必要がありますよね。
「穴の位置を確認する」「紐の先端を穴に合わせる」「押し込む」「引き抜く」という動作を繰り返すことで、指を思い通りに動かす感覚が身についていきます。
こうした経験の積み重ねは、鉛筆を持つ、ハサミを使う、ボタンを留めるといった生活で必要な動作の土台になりますよ。
②集中力
紐通しは、自然と集中する時間が生まれる遊びです。
「穴を見つける→紐を通す→次の穴へ」という動作を繰り返すには、ひとつのことに意識を向け続ける必要があり、意外と頭を使います。
受け身で楽しむおもちゃと違い自分で手を動かし続けるので、気づけば夢中になっていた、ということが起こりやすいです。
遊びながら「ひとつのことを最後まで続ける」という経験になり、小学校以降の学習への集中力の土台にもなりますよ。
③思考力
実は、紐通しの使い方によっては「考える力」を身に着けられるんです。
最初は好きな色を自由に通すだけでも十分ですが、慣れてくると遊び方はいくらでも発展できるからです。
たとえば、
- 赤→青→黄の順で通す
- 大→小→大の順で並べる
- 上から赤→青→黄の順になるようにする(黄→青→赤の順で通す必要がある)
のようなルールを加えることで、順番や条件を考えながら遊ぶようになります。

紐通しは思考力を育てる土台につながる遊び方がたくさんあるのが魅力的だなといつも感心しています。
④達成感・自己肯定感
紐通しは、自己肯定感を育みやすいおもちゃです。
なぜなら、子どもが「自分の力でできた」と実感しやすい遊びだからです。
最初は穴にうまく通せなくても、何度か挑戦するうちに少しずつコツをつかみます。
そして最後のビーズまで通し終えた瞬間、「できた!」という達成感を味わえます。
わが家でも、最初は途中で投げ出していた息子が全部順番に紐を通せるようになり、さらに通し終えたあとに「もう1回やる!」と繰り返したことがありました。
できなかったことができるようになる経験は、子どもにとって大きな自信になります。
こうした小さな成功体験の積み重ねが、「自分はできる」という感覚を育て、次の挑戦への意欲にもつながっていきます。
何歳から何ができる?年齢別の遊び方と引き出す声かけ

同じ紐通しでも、年齢によって楽しみ方は変わります。
そして実は、おもちゃそのものよりも親の関わり方の方が遊びを広げることも少なくありません。
ここでは年齢ごとの遊び方と関わり方のコツについて紹介します。
1歳半〜2歳
この時期はまず「通す」感覚をつかむことが目標です。
穴が大きい・紐が短い・ビーズが少ないものから始めて、まず「できた」をたくさん経験させましょう。
最初すらうまくいかないときは棒通しを先に挑戦するのもおすすめです。
親の関わり方として大事なのは、うまく出来てないからといってすぐ手を出さないことです。
子どもが自分でできるように見守り、通せたら「通ったね!」と一緒に喜んでみてください。
この繰り返しで子どもは「自分でできた」という感覚を積み重ねていきます。
この時期はやって見せるより、自分でクリアするのを待つ方が子どもにとって何倍も成長につながりますよ。
2歳〜3歳
通す動作に慣れてきたら、「何を通すか」を考える遊びへ広げていきましょう。
この頃になると色や形への興味が強くなり、自分で選ぶこと自体が楽しくなってきます。
この時期は「選択肢を絞って問いかけること」に焦点を当てて関わるのがおすすめです。
「次は何色にする?」と聞くとき、最初から6色全部を見せるより「赤と青、どっちにする?」と2択にしてみてください。
選択肢が多すぎると思考が止まる時期なので、選びやすい環境を作る方がおすすめです。
慣れてきたら、「同じ色だけ集めてみようよ」「赤の次は何色にする?」と声をかけると、少しずつ色の規則性を意識し始めます。
3歳〜5歳
この時期になると、「通す」から「作る」へ遊び方が発展していきます。
アクセサリーを作ったり、色のルールを決めたり、自分なりの作品づくりを楽しめるようになります。
この時期の親は、紐通しの正解を教える必要はありません。
「次は何色を通そうかな?」と予想させたり、「自分でルールを決めてみて」と任せてみてください。
わが家でよくやるのが「逆順チャレンジ」です。
例えば「赤・青・黄の順に通してね」と伝えたあと、「じゃあ今度は反対にすると?」と聞いてみます。
息子が4歳のときには、6色の並びを頭の中で組み替えて逆順で通していました。
その姿を見て、「ただ指先を使う遊びじゃないんだな」と感じたのを覚えています。
難しく見えるかもしれませんが、3歳半ごろから意外と楽しめる子も多いので、一度試してみると面白いですよ。
どれがおすすめ?紐通しの選び方

紐通しはシンプルなおもちゃですが、物によっては遊びやすさが大きく変わります。
特に購入前に確認したいのは「穴の大きさ」「紐の先端」「ビーズのサイズ」の3つです。
紐通しの難易度は穴の大きさと紐の先端でほぼ決まる
紐通しの難易度は、穴の大きさと紐の先端の硬さでほぼ決まります。
穴が大きければ通しやすく、小さくなるほど難しくなります。
また、紐の先端がプラスチック製などで固くなっているタイプは、初めての子でも扱いやすいです。
反対に柔らかい紐は自由度が高い分、指先のコントロールが必要になります。
もし「なかなか紐を通せていない」と感じたら、まずは紐の先端が固いタイプを試してみてください。
ビーズのサイズと数も確認しよう
紐に通すビーズを選ぶ際には、安全性をよく確認しておきましょう。
小さな子ども向けの場合は、誤飲のリスクがないサイズを選ぶことが大切です。
目安としてよく使われるのが「チョークテスト」です。
トイレットペーパーの芯ほどの大きさの筒を通ってしまうものは、誤飲の危険があると考えられています。
特に1〜2歳ごろは、まだ口に入れて確かめる時期です。
遊ぶときは必ず大人が見守るようにしましょう。
また、ビーズの数も意外と大切で、最初から大量にあると達成感を得る前に疲れてしまうことがあります。
慣れるまでは少なめから始めて、少しずつ増やしていくのがおすすめです。
数が少ないほど早く「全部通せた!」という達成感を得られます。
実際にわが家で使っている紐通し
わが家で長く使っているのは、七田式の「くまのひもとおし」です。
2歳ごろから遊び始め、今でもルールを変えたり色遊びを取り入れたりしながら現役で活躍しています。
最初のひとつとして選ぶなら、十分候補になるおもちゃだと思います。
紐通しの注意点とつまずき対処法

紐通しは比較的安全なおもちゃですが、気をつけたいポイントもあります。
また、「買ったのに遊ばない」「うまくできなくて怒ってしまう」といった悩みもよく聞きます。
ここでは、安全面とつまずいたときの対処法をまとめました。
誤飲リスクのあるパーツのサイズ目安
注意したいのは、小さなビーズや紐の先端パーツです。
特に兄弟がいる家庭では、上の子向けの小さいビーズが混ざることもあります。
遊ぶ前にサイズを確認し、誤飲の心配があるものは手の届かない場所に保管しましょう。
見守りのポイントは3つです。
- 遊ぶときは大人が近くにいる
- 遊び終わったらすぐ片付ける
- 紐や先端パーツが壊れていないか確認する
当たり前に見えることですが、きちんと目を離さず見ることで事故のリスクはかなり下げられますよ。
紐通しがうまくできないときに確認したい3つのポイント
紐通しがうまくできない!と心が折れることもきっとありますよね。
そんな時は、紐通し自体の難易度が合っていないことがほとんどです。
能力の問題ではないので、次の3つを試してみてください。
- ビーズを大きいものに変える
- 紐の先端を固いものに変える
- 棒通しに戻る

子どもの能力が低いのかも…と思う必要はないですよ!
① ビーズを大きいものに変える
穴が小さすぎると、何度やっても通せないんですよね。
まずビーズを大きいものに変えてみてください。
「通せた!」と成功体験が増えると、子どもは自分からやりたがります。
② 紐の先端を固いものに変える
紐が柔らかいと穴に入れにくく、難易度が大きく上がります。
先端がプラスチック製など固いタイプに変えるだけで、スムーズに通せることもありますよ。
③ 棒通しに戻る
紐通しが難しいなら、一度棒通しに戻るのもおすすめです。
成功体験を積んでから紐通しに再度挑戦する方が、結果的に上達は早いことが多いです。
よくある質問(FAQ)

- Q2歳になってもまだうまくできないのは、成長が遅いからでしょうか?
- A
そんなことないですよ!紐通しを始める時期には個人差があります。手先の発達や興味の向き方によって差が出るため、2歳でできなくても心配する必要はありません。
- Q棒通しと紐通し、どちらを先にすればいいですか?
- A
棒通しからステップアップするのがおすすめです。棒の方が難易度が低く「通す」動作に慣れやすいです。棒通しで繰り返し「通せた!」を経験してから紐通しに移行すると、スムーズにできるようになるかもしれません。
- Q紐通しは手作りでもできますか?
- A
できます!太めの毛糸の先端をテープで固めて、穴の大きいビーズと組み合わせれば簡単に作れます。市販品より難易度の調整がしにくいですが、まずは遊べるか試してみたい方には十分です。
- Q紐通しはいつまで楽しめますか?
- A
5歳ごろまでは十分楽しめます。難易度を上げていけば、アクセサリー作りや規則性のあるパターン作りなど、遊び方の幅がどんどん広がります。
まとめ

紐通しは、1歳半ごろから始められる定番の知育おもちゃです。
単に紐を通すだけに見えますが、その中で子どもは指先を動かし、順番を考え、成功体験を積み重ねています。
今回紹介したポイントをまとめると、
- 始める目安は1歳半ごろ。5歳ごろまで難易度を上げながら長く使える
- 棒通しで「通す感覚」をつかんでから紐通しへ移行するのがスムーズ
- 育つ力は巧緻性・集中力・思考力・達成感の4つ
- 年齢に合わせた「親の関わり方」が思考力を引き出す鍵
- 選ぶときは穴の大きさ・紐の先端の硬さ・ビーズサイズの3点を確認する
わが家でも長く活躍しているおもちゃですが、年齢によって遊び方が変わるのが紐通しの面白いところだと感じています。
ぜひお子さんに合った難易度から始めて、「できた!」の経験をたくさん積み重ねてみてくださいね!


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