パズルの知育効果6選!賢くなる理由を年齢別・実体験で解説

年齢別知育・おもちゃ
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すまま

5歳・1歳を育てる、教育学部出身の元プログラマーママ

大学で教育を学び教職を目指した後、教育現場向けソフトウェアの開発に携わる。教育×ITの両方を知る視点から「考える力はどう育てるか」を日々研究・実践中。
現在は1歳・5歳の2児を育てながら、実際に試した知育おもちゃ・教材・声かけ方法を発信しています。

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「パズルって知育になるって聞くけど、実際どんな効果があるの?」 「何歳から始めればいい?何ピースが合ってる?」

パズルが良いとはわかっていても、具体的な効果や選び方がわからなくて、なんとなく買ったけど全然やってくれない……なんて経験、ありませんか?

この記事では、パズルで育つ知育効果6選と、年齢別の始め方・ピース数の目安をまとめて解説します。

教育学部出身・元プログラマーの2児のママが、5歳の息子と1歳の娘にパズルを取り入れてきた実体験をもとに、「なぜパズルで賢くなるのか」の根拠まで掘り下げてお伝えします。

この記事を読めば、お子さんの年齢に合ったパズルの選び方と、知育効果をさらに引き出す関わり方がわかります。「買ったけどやってくれない」を防ぐ選び方のコツも紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてください。

パズルで育つ知育効果6選|脳への影響も解説

パズルには、思考力・空間認識力・集中力など、学習の土台となる力を育てる仕組みが詰まっています。

しかも、子どもが夢中になって遊んでいる間に自然と育っていくのがパズルのすごいところ。

ここでは、パズルで育つ主な知育効果を6つに分けて解説します。

①空間認識力

パズルで育つ力として代表的なのが、空間認識力です。

パズルをしていると、「このピースはどこかな?」と頭の中でピースを回したり動かしたりして考えながら形を合わせますよね。
このとき脳内では、ものの位置や形を処理する部分(=頭頂葉)が刺激されています。

頭頂葉が育つと、図形問題が得意になるのはもちろん、身体の位置感覚も分かるようになります。
空間の中で自分がどこにいて、どんな動きをしているかを把握しやすくなるため、身体の使い方が上手になり、運動神経が良くなる可能性もあります。

頭頂葉が育つことで一番大きいのは、見たものを頭の中でイメージして、正しく動かせる力が育つことです。
頭の中でピースを動かす経験を繰り返すことで、自然と鍛えられていきますよ。

②論理的思考・問題解決力

論理的思考や問題解決力も育てやすいのがパズルの特徴です。

パズルはどうすれば完成するかを自分で考える必要があります。

ピースの形や色を手がかりに合う場所を探し、うまくいかなければ別のピースを試したり、視点を変えてはめなおす必要がありますよね。

一発でピースが埋まらなくても、何度も試して目標にたどり着くという工程は、まさに問題解決の力につながります。

試行錯誤したり完成計画を立てる際には、計画や判断を担う前頭前野が刺激されます。
脳が超スピードで発達している幼児期に考えながら行動する経験を重ねることで、問題解決力を鍛えたり、考える力の土台を作っていきます。

端のピースから集める、色で分ける、特徴から探すなど、子どもは自分なりのやり方を見つけるようになります。
まさに自分で考えて、問題解決という目標に向かっているという証拠です。

③集中力

パズルは集中力を鍛えるのにもってこいです。

パズルは、集中する経験を直感的に積み重ねやすい遊びです。
なぜなら、パズルは他の遊びに比べて完成という明確なゴールが目に見えており、目標に向かって1つのことだけをするため、他のことに気を取られる必要が少ないからです。

ゴールが見えているからこそ途中で投げ出しにくく、完成に近づくほど「あとここをはめれば!」と夢中になれます。
脳の仕組みとしても、完成が近づくと達成への期待が高まるので、引き続き集中できるようになります。

その結果、「もう少しやってみる」「最後までやってみる」という経験が自然と増え、集中力や粘り強さが育っていきます。

④手先の器用さ(巧緻性)

パズルで指先を刺激することで、手先の器用さが鍛えられます。

ピースをつまむ・回す・はめるという指先の細かい動きを繰り返すことで、脳の中でも指の動きに対応する部分が活発に使われるからです。

指先を動かすことと脳を刺激することは、ほぼイコールと言えるくらい密接に結びついています。
幼児期は特に手を使った遊びを通じて脳と指先が同時に発達する時期です。

型はめパズルで「ここかな?」と試したり、ジグソーパズルのピースがぴたっとはまったりする体験を繰り返すうちに、自然と手先が器用になっていきますよ。

⑤記憶力・観察力

パズルでは記憶力や観察力も育ちます。

パズルをしている間、子どもは「色・形・位置」といった情報を確認しながら、次にどのピースをどこに置くか考え続けています。

このとき頭の中で使われているのが、見た情報を一時的に覚えたり更新したりする部分です。
頭の中で「さっき見たピース」「今手に持っているピース」を比べながら進めていくことで、記憶を使った作業になっています。

脳では、記憶をつかさどる部分(海馬)と、考える・整理する部分(前頭前野)が連携して動きます。くり返し刺激することで、少しずつ海馬と前頭前野が育っていきます。

例えば、「青いピースはこっちにあった」「さっきここにこの形があった」といった情報を、子どもは意識しなくても自然に使いながら遊んでいます。

見たものを覚えながら整理する力、つまり記憶力や観察力といった力が、パズルでは育ちやすいです。

⑥自己肯定感

パズルは、自己肯定感を育てます。

「できた!」という達成感が脳の報酬系(ドーパミン)を活性化し、「自分はできる子なんだ!」という感覚を強くするからです。成功体験が繰り返されるほど、自分はできる子だという感覚が積み重なっていきます。

パズルはピース数を変えるだけで難易度を調整できるので、「ちょっと難しいけどできそう」なレベルを作り出しやすいのもポイントです。

挫折しそうになったら難易度を下げることで再び完成を目指せるので、「できた!」を再び得られるようになりますよ。

知育効果をさらに引き出す声かけと続けるコツ

パズル遊びにおいては、関わり方によって知育効果がぐっと変わります
遊びの質を上げるために、遊び続けやすい環境づくりと、思考を引き出す声かけをぜひ意識してみてください。

よくある悩みと対処法【すぐ飽きる・やりたがらない】

「パズルを買ったのにやってくれない」には、実はパターンがあります。

原因のほとんどは次の3つです。

  • 自分の難易度に合っていない
  • キャラクターへの興味がない
  • 親のやらせたい気持ちの押しつけ

子どもがやらないのは「パズルが嫌い」なのではなく、その子にとって「今じゃない」か「やりたいものじゃない」だけのことが多いんですよね。

私も失敗したことがあります。
ABCを覚えさせたくて、アルファベット型はめパズルを買ってみましたが、全然やってくれませんでした。ピースをよく見たら、ピースの形と穴の形がちょっとズレていてはまりにくかったり、そもそもアルファベットへの興味が息子にはまだなかったり。
「親の興味で渡しちゃいかん」と学びました(笑)。
日本地図のパズルも持っていますが、ピースが小さすぎて難しすぎてすぐやめてしまいました。
ピース数だけじゃなく「形の複雑さ」も難易度に直結するんだと思います。

すぐ飽きてしまったり、やりたがらない時は、好きなキャラクター×ちょっとだけ簡単なピース数に戻してみてください

できた!という経験を取り戻してから、また少しずつ難しくしていけばOKです。

子どもの思考力を伸ばすパズル中の声かけフレーズ

パズル中の声かけは、答えを教えるのではなく「考えるきっかけを渡す」のがポイントです。

「ここに入れてみたら?」と答えを誘導してしまうと、子どもは考えることをやめて親の指示待ちになってしまいます。

あくまでやり方は自分で考えさせる声かけをすることで、同じパズルでも思考力への効果がぐっと変わるからです。

具体的にはこんな声かけが使いやすいです。

  • 「どこに入ると思う?」
  • 「形が似てるの、他にあるかな?」
  • 「次はどこからはめる?」
  • 「そこに入れようと思ったんだね」

声かけで気をつけたいのは、詰問にならないこと

大人でも好きなことや思考であっても尋問されると、嫌な気持ちになりますよね。子どもも同じです。

たとえば、「なんでここに入れたの?」と聞くのと「そこに入れようと思ったんだね」と言うのとでは、同じ質問でも子どもの受け取り方がまったく違います。

あくまで「一緒に楽しんでいる」雰囲気で話しかけることが大切です。

我が家は息子も娘も、ピクチャーパズルがずっとメインです。
ぶっちゃけピクチャーパズルはコスパが良いです(笑)。
キャラクターさえ好みに合えばよく遊んでくれます。
逆にキャラクターが刺さらないと全然やってくれないので、そこだけ慎重に選ぶのが大事だなと学びました。

年齢別パズルの始め方と何ピースが目安か

「うちの子の年齢に合ったパズルはどれ?」と、迷いますよね。

種類で難易度がガラッと変わるので、年齢ごとの目安を知っておくと選びやすくなります。

1〜2歳:まず型はめパズルで「はめる」体験を

1〜2歳は、取っ手付きの型はめパズルで「できた!」の成功体験を積むのがおすすめです。

この時期はピース数より「達成感を得やすいか」が大切

4〜6ピース以下の型はめで十分で、まずパズルそのものを好きになってもらうことが目標です。

そしてこの時期に地味に重要なのが、ピースに取っ手がついているかどうか

取っ手なしだとつまみにくくてやる気をなくしやすいので、取っ手つきのものから始めると続けやすいです。

娘はお兄ちゃんのお下がりのパズルを置いておいたら自然に遊び始めていました。
枠にはまる感覚が楽しかったみたいです。
ちなみに我が家の型はめパズルは取っ手なしで持ちにくいんです……💦
ぜひ取っ手つきのものを選んであげてください。

2〜3歳:ピクチャーパズルへ移行

2〜3歳は、型はめパズルからピクチャーパズルへの移行がおすすめです。

パズルは「自分でやる」が大前提の遊びなので、イヤイヤ期とパズルは相性が良いです。

イヤイヤ期は「自分でやりたい!」という欲求から起こる時期なんですよね。

イヤイヤ期の欲求と、パズルの自分でピースをはめるという構造がぴったり一致します。

親が手を出さなくても勝手に夢中になれるのが、この時期の強い味方です。

そしてこの時期、キャラクターへの興味がパズルを続けるかどうかをほぼ決めます(笑)。
どれだけ知育的に優れていても、好みじゃない絵柄だとやってくれません……。まず好きな絵から選ぶのが大切です。

はじめての子には、9~12ピースのピクチャーパズルから始めるのがおすすめです。

娘はこれからイヤイヤ期のピークなので、パズルを準備して待ち構えています。
好きなキャラクターを選んでおけばきっとハマってくれるはず……!

3〜4歳:ジグソーパズルで「戦略的に考える」楽しさへ

3〜4歳になったら、ジグソーパズルへのステップアップを検討してみてください。

16〜24ピースあたりから挑戦するのがおすすめです。

この時期から、端のピースを先に集める・色ごとに分けるなど、自分なりの作戦を立て始めます

「どうやってやるの?」と聞いてみると、その子の考え方が見えて面白いですよ。

ただし、ピクチャーパズルに慣れた子がジグソーに移るときは、ピース数が少なくても別の難しさがあるようです。焦らずゆっくり慣らしてみてください。

いつもは40ピースぐらいのピクチャーパズルをこなしてしまう息子ですが、25ピースのジグソーを渡したとき、「難しい、できない」とすぐやめてしまいました。
ピクチャーパズルばかりやってきたせいか、種類が変わると難易度がガラッと変わるんだなと実感しました。

4歳以上:ピース数を増やして達成感をステップアップ

4歳以上は、ピース数を段階的に増やしながらやり遂げた喜びを大きくしていく時期です。

30〜100ピースへと少しずつ挑戦していきましょう。完成に時間がかかるぶん、やり遂げたときの達成感も段違いに大きくなりますよ。

くもんのパズルのように難易度が段階設計されているシリーズは、ステップアップがしやすくておすすめです。

息子は50ピース前後はスムーズにできますが、64ピースになると途中で飽きてしまいます……(笑)。

パズルの種類と知育効果の方向性

一口に「パズル」といっても、大きく次の3種類があります。

  • 型はめパズル
  • ピクチャーパズル
  • ジグソーパズル

種類によって、育てる力の方向性が少し違います。

「何を選べばいいかわからない」と迷ったときは、まず種類を把握しておくと選びやすくなりますよ!

型はめパズル

型はめパズルは、形を見分ける力と指先の発達を同時に伸ばしやすいおもちゃです。

「どの穴に入るかな?」と考えながらピースをはめることで、形の違いを覚えやすくなります。さらに、つまむ・動かす・はめる動きを何度も繰り返すため、手先も自然と器用になっていきます。

難易度が低いぶん「できた!」と達成感を得やすく、パズルを好きになってもらう入口としてもおすすめ。

娘もワンワンの型はめから始めましたが、最初に買ったものがピースに取っ手がなくてパズルを外しにくそうでやる気をなくしかけていました……(笑)。取っ手つきのものから始めると、つまみやすくてやる気が続きやすいと思います。

ピクチャーパズル

ピクチャーパズルは、観察力と「考えながら探す力」を育てます。

絵柄という情報を読み取りながら「このピースはどこに入るか」を判断するので、観察と思考が同時に働きます。型はめのように「形だけ」を手がかりにするより情報量が多く、考える幅が自然と広がるからです。

ジグソーパズル

ジグソーパズルは、型はめやピクチャーパズルと違い、「絵柄」と「ピースの形」の両方を同時に手がかりにしなければなりません。

端から集める・色で分ける・特徴のある場所から埋めるなど、自分なりの「作戦」を立てながら進める必要があります。

ピクチャーパズルに慣れた子がジグソーに移るときは、意外と難しく感じることも。焦らず、少ないピース数から始めるのがスムーズです。

息子は40ピースのピクチャーパズルでもできるのですが、25ピースのジグソーパズルが苦手です。今でも「難しい、できない」とすぐやめてしまいます。

ピクチャーパズルばかりやってきたせいか、ピース数が少なくても別の難しさがあるみたいです。

種類が変わると難易度がガラッと変わるんだなと気づきました。

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パズルには知育効果がたくさん!

パズルが「賢い子の遊び」と言われる理由は空間認識力・論理的思考・集中力・巧緻性・記憶力・自己肯定感といった多くの力が、「ピースをはめる」というシンプルな遊びの中に詰まっているからです。

しかも、子どもが夢中になって遊んでいる間に、自然と育っていくのがパズルのすごいところです。

年齢別のポイントをおさらいすると、

  • 1〜2歳:取っ手つき型はめで「できた!」の成功体験を積む
  • 2〜3歳:好きなキャラクターのピクチャーパズルで観察力を育てる
  • 3〜4歳:ジグソーパズルで自分なりの「作戦」を立てる楽しさへ
  • 4歳以上:ピース数を少しずつ増やして達成感をステップアップ

種類が変わるだけで難易度がガラッと変わるので、「ピース数が少なければ簡単」とは限らないのがパズルの奥深さ。

焦らず、その子のペースでステップアップしていくのが長続きのコツです。

そして何より大事なのが、子どもの「好き」を入口にすること

どれだけ知育的に優れたパズルでも、興味のないキャラクターや難しすぎるものを渡してもやってくれません(笑)。

「親のやらせたい気持ち」より「子どもの好き」を優先することが、パズルを知育として活かす一番のコツだと、身をもって学びました。

好きなキャラクター×ちょうどいい難易度のパズルが見つかったとき、子どもは勝手に夢中になります。

他のおもちゃについても知育効果について解説しています。気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。

絵本も知育効果が高いです。読み聞かせのコツについても解説していますので、ぜひこちらも合わせてお読みください。

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