1歳のイヤイヤ期がひどいのはなぜ?原因を3点解説

思考力を育てる習慣
この記事を書いた人
すまま

5歳・1歳を育てる、教育学部出身の元プログラマーママ

大学で教育を学び教職を目指した後、教育現場向けソフトウェアの開発に携わる。開発経験を通して、プログラマーは技術より「問題を分解して考える力」が重要だと実感し、おもちゃ選びや声かけにこだわるきっかけになりました。
現在は1歳・5歳の2児を育てながら、実際に試した知育おもちゃ・教材・声かけ方法を発信しています。

Webライターとしての執筆経験を活かし、正確でわかりやすい情報をお届けします。

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[1歳の子どものイヤイヤが激しくて毎日しんどい!」「なんでこんなに嫌がるの?」

そう思っているのに、どう対応すればいいのか分からず、つい怒ってしまって自己嫌悪…ということもありますよね。

私も余裕がない時はつい怒ってしまいます…。

特に、初めての育児だと「こんなにイヤイヤするのって普通?うちの子だけ?」と不安になる方も多いのではないでしょうか?

そんな方に知ってほしいのが、イヤイヤ期はわがままではなく、考える力が育っているサインだということです。

この記事では、教育学部出身・元プログラマーの筆者が、実際に2人の子どもを育てる中で実感したイヤイヤ期の本当の理由」と「ラクになる関わり方」を、体験談とともにわかりやすく解説します。

読み終わる頃には、「なんでイヤがるんだ」というイライラが、「イヤイヤには理由があったんだ」と受け止められるようになるはずです。

1歳のイヤイヤ期が起こる原因

1歳~2歳で起こるイヤイヤ期は、決してわがままではありません。脳の発達の過程で必ず起こる、自然な反応です。

この時期の子どもは、感情をコントロールする役割を持つ「前頭葉」がまだ未発達です。
やりたい気持ちが強くなると、自分でブレーキをかけることが難しいことがあります。*1

実は、大人でも同じことが起こります。

疲れて余裕がないとき、つい感情的になってしまうことってありませんか?
感情が高ぶりやすくなるのは、前頭葉の働きが落ちているときに起こりやすい現象です。*2

子どもは前頭葉の未発達により、気持ちをセーブできない現象が日常的に起こるということです。

イヤイヤする論理が理解できると、「なんでこんなにイヤイヤするの?」と悲観的になるのではなく、「まだ前頭葉が育っていないんだな」と見方が変わってきませんか?

イヤイヤは単なるわがままではないと理解することで、ぐっとラクに向き合えるようになりますよ。

イヤイヤ期はいつから起こる?

イヤイヤ期は「2歳から」というイメージを持たれがちですが、早い子は1歳0か月台から始まることもあります。

イヤイヤ期の本質は「自我の芽生え」です。

精神的な成長タイミングは月齢よりも個人差が大きく、「〇歳になったから始まる」というよりも、「自分でやりたい!」という気持ちが生まれたときに始まるものです。

実際に我が家でも、2人でかなり差がありました。

上の子は1歳半頃からはっきりとイヤイヤが出てきたのに対して、下の子は1歳になったばかりの頃から「イヤ!」と意思表示をしていました。

同じ家庭でもこれだけ違うので、「うちの子早すぎ?」と不安になる必要はまったくありません。

イヤイヤ期のスタートは、発達が順調に進んでいるサインのひとつです。

イヤイヤ期に「イヤ!」というのには、3つの原因がある

子どもの「イヤ!」には、必ず原因があります。

代表的なのは次の3つです。

  • 自分でやりたい(自立心)
  • うまく伝えられない(言語の未発達)
  • もっと知りたい・試したい(探求心)

これらはすべて、発達の過程で自然に育つものです。

「自分でやりたい」は、自我の芽生えによるもの。

「うまく伝えられない」は、言葉より先に思考が育っている状態。

「探求心」は、世界を理解しようとする力そのものです。

つまりイヤイヤという行為は、成長の証拠なんです。

実際に我が家でこんなことがありました。

当時は「どうしてこんなに嫌がるの?会社にも遅れるし最悪だ」と思っていましたが、後から振り返ると、

  • 自分で行き方を選びたかった(自立心)
  • その気持ちを言葉で伝えられなかった(言語の未発達)
  • まだ別のことをしたかった(探求心)

という理由が重なっていたと考えられます。

「困らせたくてやっている」のではなく、子どもなりの理由があっての行動だったんです。

こうして「イヤ!」の背景が見えるようになると、「またイヤイヤか…」ではなく、「主張には理由があるんだな」と受け止められるようになります。

イヤイヤ期は絶好の成長チャンス。上手に向き合うことで子どもはどう変わる?

イヤイヤ期は大変な時期ですが、関わり方によって子どもの成長に大きく影響します。

子どもの「イヤ」という気持ちを受け止めてもらった経験は、心の「安全基地」をつくります(アタッチメント研究でも裏付けられている考え方です)。*3

自分の気持ちは否定されないと感じることで、子どもは安心して考え、試し、行動できるようになります。

また、早い時期から感情をしっかり受け止めてもらった子どもは、感情のコントロール力・自己肯定感・問題解決力が育ちやすいことも、発達研究で示されています。*4

我が家でもこんなエピソードがありました。

このとき起きていたのは、次の3工程です。

  1. 指示に従ったのではなく
  2. 自分で考えて
  3. 自分で行動を決めた

これはまさに「考える力」の土台だと感じました。

イヤイヤ期は確かに大変ですが、子どもの考える力が一気に伸びる時期でもあります。

「なぜ?」を大切に関わることで、子どもはぐっと成長していきます。

イヤイヤ期は成長のサイン。イヤがる原因を想像して生活を楽にしよう

イヤイヤ期は、毎日のように続くと本当に大変ですよね。

「どうしてこんなにイヤイヤするの?」と感じてしまうのも無理はありません。

でも本記事でお伝えしたように、イヤイヤ期はわがままではなく、自立心・言語・探求心が育っているサインです。

つまり子どもは、大人を困らせてやっているのではなく、自分なりに考えている途中なんです。

そう捉えられるようになると、「またイヤイヤか…」が「そういう理由だったんだ」に変わっていきますよね。

もちろん、イヤイヤ期の対応は本当に大変です。

毎回うまく対応できるわけではありませんし、余裕がない日もあって当たり前です。

そんなときは無理に完璧を目指さず、まずは「理由を想像する」ことから始めてみてください。

それだけで、関わり方は少しずつ変わっていきますよ!

具体的にイヤイヤ期にはどう対処するか、詳しく知りたい方はこちらの記事が参考になるので、ぜひご覧ください。

イヤイヤ期をどうにか対処したい!とお困りの方はこちらから、何かヒントが得られるかもしれません!

参考資料

  1. 慶應義塾大学ヘルスサイエンス研究センター「小児における脳機能発達の神経基盤」:https://www.hcc.keio.ac.jp/ja/research/assets/files/41-10.pdf
  2. 前頭葉の機能低下を疑う症状:https://brain-care.jp/blog/2017/08/25/%E5%89%8D%E9%A0%AD%E8%91%89%E3%81%AE%E6%A9%9F%E8%83%BD%E4%BD%8E%E4%B8%8B%E3%82%92%E7%96%91%E3%81%86%E7%97%87%E7%8A%B6/
  3. アタッチメントと発達(Sroufe 2005):https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/16332580/
  4. 自己制御と生涯アウトカム(Moffitt 2011):https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/21262822/

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